ビジボ公開まで雑記[その12]
さとーす、めそです。
前回の続きです。
前回の記事で「(モデルにしたゲームの)空気感をイメージしました」と書きましたが
具体的にどのような空気感かというと『ビジボ』冒頭のポエムのような空気感です。
平凡な、ありふれている日常は、季節でいうとたぶん冬で。
冬の中でも、澄み切った朝や雪の降りしきる夜ではなく、夜明け前の鈍色の空のような。
空気中の水分が不足しがちな、乾燥している冬の空気のような。
そんな空気感をイメージして、作品全体にそんな空気が漂っていたらいいなと思い。
テキストの勢いは控えめにして、BGMも明るい曲はあまり使わず。
コミュニケーションとは名ばかりの、お互いの主張を押し付け合う。
そんなゲームを作ったつもりです。
ポエムで始まりポエムで終わるという構成でしたが
ビジボという作品を端的にまとめると、本当にあの冒頭のポエムがすべてでした。
前作ウケウソでド直球の王道ラブコメをやったので
ビジボはその反動というか、裏返し的なところもありました。
ウチの作品は、基本的には前作の裏返しになるようにして新作を制作しています。
「前作がこうだったから、次回作はこうだろう」などと予想してくださると嬉しいです。